予防接種とは
予防接種とは、ワクチン接種のことです。ワクチンとは、病原体(細菌、ウイルス など)の病原性を極力まで弱めた生ワクチン、無力化した病原体を使用する不活化ワクチンなどがあるのですが、これらを体内に接種していくことで、特定の感染症に対する免疫が自然感染でなくともつけられるようになるというものです。その後、同様の病原体が体内に侵入したとしても発症しにくくなる、もしくは発症しても軽度で済むようになります。
これは単に個人の身を守るというだけでなく、ワクチンを打つことができない方たちの身も守るということにもなるので、集団免疫を高めることにもつながります。つまり市中感染を防ぎ、流行が起きにくい環境が作られるということでもありますので、そのような点からも接種する意義はあると言えます。
当クリニックで行える主な予防接種
インフルエンザワクチン
インフルエンザを予防するためのワクチンです。高齢者(65歳以上または60~64歳で心臓、腎臓、呼吸器などに重度な疾患等がある方)の方等は、定期接種扱いとなりますので費用の一部が助成されます。また大府市では、当年度(4月1日~翌3月31日まで)で中学3年生、高校3年生の年齢にあたるという方も一部費用の助成をしています。
肺炎球菌ワクチン
肺炎の病原体は様々ありますが、成人が発症する肺炎の3割程度が肺炎球菌とされ、高齢者(65歳以上または60~64歳で心臓、腎臓、呼吸器などに重度な疾患等がある方)は重症化しやすいことから定期接種扱いとなっています。対象となる方は一部費用が助成されます(23価肺炎球菌ワクチンが1回のみ)。
大府市の「高齢者肺炎球菌ワクチンを接種しましょう」は→こちら
子宮頸がんワクチン(シルガード・ガーダシル・サーバリックス)
子宮頸がんは若い方にも起こることがあります。年代別に見ると、20代後半から増えていき、40代以降でピークに達します。
子宮頸がんの予防にはワクチンの接種が最も効果的です。子宮頸がん予防ワクチン接種後は急性期の副反応の有無を確認するため、院内で30分程度待機していただいております。よろしくご配慮のほどお願いいたします。
大府市の「子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)について」は→こちら
帯状疱疹ワクチン(ビケン・シングリックス)
これまで水痘(水ぼうそう)に罹患したことがある50歳以上の方を対象とした任意の予防接種になります(一部助成金がでますので以下の大府市のサイトにてご確認ください。事前の申請が必要となります。)。
そもそも帯状疱疹とは、水痘に罹患し、皮膚症状が治まった後も体内(神経節)に潜伏し続けている水痘(すいとう)・帯状疱疹ウイルスが、体の免疫力低下によって活性化し、神経領域に沿って帯状に皮疹(水疱・膿疱などもみられる)や疼痛の症状がみられるようになります。皮膚症状は3週間程度で治まるようになりますが、高齢になって発症する、あるいは強い痛みに見舞われたという場合、痛み(神経痛)は持続し、3ヵ月を過ぎても治らないということがあります。これを帯状疱疹後神経痛と言います。このようなリスクを避けるべく行われるのが帯状疱疹ワクチンです。
大府市の「50歳以上の方への帯状疱疹予防接種費用の助成について」は→こちら
B型肝炎ワクチン(ビームゲン)
小児の定期予防接種のひとつで、接種推奨期間は1歳になるまでに計3回の接種を受けるということになります。B型肝炎ウイルスは、母子感染や水平感染、性交渉などが感染経路ですが、体内に同ウイルスを保持したままであれば、慢性肝炎や肝硬変などの肝臓の病気を発症するリスクが高まります。同ワクチンを接種すれば、キャリア化などを予防できるようになります。
- 院長
- 寺田 剛医学博士
日本内科学会認定内科医
日本消化器病学会専門医
日本消化器内視鏡学会専門医 - 診療内容
- 内科・消化器内科・内視鏡内科
- 住所
- 〒474-0011
愛知県大府市横根町名高山24
(至学館大学スグ目の前) - TEL
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- JR「共和駅」より車で約10分
駐車場完備
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